実はこれ、魚の歯型なんです。小さいアタリはあったものの、食い切らないような感じだったので、見てみると案の定こんな歯型が。
「なに? このビニールは」とお思いの方に、説明をさせて頂きますと。
これは和歌山の加太の釣り「ギジエマダイ」の針に付けるギジエなんです。
加太は関西でも有数の漁場
和歌山の加太は、関西でも有数の漁場で、魚影が濃くエサとなるベイトなども集まることなどから釣り人に人気のポイントです。
そんな加太の伝統的な釣り「ギジエマダイ」。
このようなビニールを針に付け、魚を誘います。時期によってベイトが変わるので、それに応じたカラーやサイズ、はたまた毛糸を使うこともあるとか。
できるだけビニールの端の方に針を掛けるのがよいそう。この海中でのゆらゆら感がベイトに見えて、食ってくるんだから不思議ですよね。
意外と釣り方は簡単で、難しい誘いはなく、基本はタダ巻き。仕かけも船宿が用意してくれるので、初心者でも大丈夫。
釣り人の憧れ「マダイ」を釣りに加太へ行ってみてはいかがでしょうか。