テンヤの号数選びを間違えるとアタリが減る!? 失敗しないチョイス法を紹介!

タチウオ特集

手軽で簡単に美味しいタチウオが釣れる、船テンヤタチウオ。

そんなテンヤタチウオですが、テンヤの号数選びを失敗してしまうとアタリが減ってしまうって知っていましたか?

今回は、テンヤの選び方を失敗してしまうとどのような問題があるのか、と、正しいテンヤの号数の選び方を、テンヤタチウオの師範代、メジャークラフトの川上哲さんに実釣を通して聞いてみました!

川上 哲 プロフィール

メジャークラフトの商品開発を手掛けるナイスガイ。ショア、オフショア問わずさまざまな釣りに精通するマルチアングラーでもある。釣り以外にバイク、ゴルフと言った趣味も。

号数選びを失敗するとどうなる?

そもそも、テンヤの号数選びを失敗すると、どのような問題があるのかというと以下の通り。

軽すぎる場合

・潮や船の流れについていけず、ラインがナナメに入ってしまいオマツリする可能性が高くなる。

・ラインが潮を受けすぎて、せっかくのタチウオのアタリがぼけてしまう。

・そもそも底を取るのに時間が掛かってしまう。

重すぎる場合

・テンヤのシルエットが無駄に大きくなってしまうので、アタリが減ってしまう。

・誘いを掛ける時に、手首や腕に負担が掛かってしまう。

つまり、軽すぎても重すぎてもアタリが減ってしまう上に、メリットが皆無。川上さん曰く、タチウオのアタリを増やすためには、その日その状況に合ったテンヤの号数選びが重要と言います!

正しいテンヤの選び方

では、状況に合ったテンヤの号数はどのように選べばればいいのか。川上さんの回答はシンプルで「テンヤが真っ直ぐに落ちる号数の中で、1番軽い号数を選ぶこと」。

例えば、40号でもバーチカルに真っ直ぐ落ちていくが、30号でも条件が変わらないのであれば30号を選ぶことがベスト。というコト。

真っ直ぐに落ちるなら40号でもイイじゃん! そこまで重くないから疲れないし!……と思ってしまいがちですが、川上さん曰く、なるべくテンヤがナチュラルに動いた方がタチウオの食いがよくなるとのこと

たかだか10号ですが、されど10号。10号の重さは、gに換算すると約38g! それだけの重さが掛かってしまうと、テンヤの動きはカナリ変わってしまうようですよ。

こまめに状況を見て、状況に合わせたテンヤ選びをすることを心がけることが、釣果に繋がるポイントになりますね。

エリアによっては号数の指定があるので注意!

エリアや船宿さんによっては、使用する号数が指定されていることがあるので、事前に確認することをお忘れなく。

ちなみに、なぜ号数の指定があるのか? という理由ですが、コレはテンヤの号数を統一することでオマツリを防ぐため。その中で1人だけテンヤの号数が違うものを使用すると、ほかのお客さんとのオマツリの原因になるので、絶対に指定がある船宿さんでは船長さんの指示に従いましょう!

ラインナップが豊富な「太刀魚道場 舟てんや ゲキサス」がオススメ

となると、号数のラインナップが豊富なテンヤが必要になるのですが、そこでオススメなのがメジャークラフトの「太刀魚道場 舟てんや ゲキサス」。

30号、40号、50号に加え、2023年には60号が追加されて、幅広いサイズ展開に!

特に60号のテンヤは、作っているメーカーが少ないので貴重な存在。カラーラインナップも8色と豊富なことも嬉しいポイントです!

太刀魚道場 舟てんや ゲキサスについてはコチラから

誰でも簡単にゲキ刺さるテンヤ「太刀魚道場 舟てんや ゲキサス」を徹底解説!

干満差の激しい九州・有明海で実釣!

△熊本・天草の人気タチウオ船「星漁丸」で出船

さて、そんな号数のチョイスの重要さを実感するために、九州の有明海で川上さん、あんにょんさんの実釣に同行させて取材させて頂きました。

有明海をチョイスした理由は、干満差最大約6cmと日本最大の干満差があり、1日の中で潮の速さがコロコロと変わるエリアだから。であるからこそ、テンヤの号数の選択が釣果に直結する場所なんです!

40号→60号→30号とアジャストさせて釣果を伸ばす!

当日、早朝は潮がそこまで速くなく、40号で問題なく真っ直ぐ落ちていく状況。有明海のタチウオ船では、ジギングとテンヤどちらの釣り方でもOKで、船中ファーストヒットはジグ。その様子を見て、2人はジギングの誘いのキホンである「ワンピッチジャーク」で誘ってみると、当たりの誘いだったようで良型を含めて連発!

そうしていると、急激に水面に潮目が現れ海の状況が一変。40号では対応できないほど潮の流れに。

そこで60号のテンヤに変更し、状況にアジャスト。トラブルを減らしながら、タチウオのアタリを明確に取っていきます!

しばらくすると一気に潮が緩み、30号でも問題なく使える状況に。テンヤが軽くなったことで、フォール中もゆっくり見せて食わせるようになったため、「ワンピッチジャーク」のキレのある誘いではなく、ふわっとシャクリ上げる誘いに変更。この誘いがハマり、船中でもアタリが少なかった状況でもタチウオの釣果を伸ばすことに成功!

ステップアップしたい人は号数にもコダワリを!

有明海特有の、目まぐるしく変化する潮に対応すべく、40号→60号→30号と使い分けてアタリを出し続けた2人。改めて、テンヤの号数のチョイスの重要さを実感。

今回は有明海でしたが、そのほかのエリアでも号数をアジャストさせることで、釣果を伸ばすことができます!

たかが10号、されど10号。これからステップアップしていきたい人は、実践してみてはいかがでしょうか!

関連動画

 

メジャークラフト プロフィール

2002年2月設立のフィッシングメーカー! ルアーで狙えるあらゆる魚種ごとのロッドを開発! 低価格&高品質な高いコストパフォーマンスで人気。 数年前からはロッドだけでなく、ライン、ルアーなども手掛けている。

ランキング

タチウオ特集
釣り場・釣り船の情報をまるっとチェック!