秋はエギングの好シーズンです。
まだ小型が主体ですが、各地でアオリイカが釣れ出しています。福井県小浜沖も、そんな好場のひとつ。
その小浜沖で、今期は約20年ぶりに、小浜新港の福丸がデイエギングを再開しました。ナイトとはまた違う、エギングの魅力が味わえるデイエギング。これから晩秋にかけて、楽しみな釣りが開幕です。
デイエギングの試し釣りでビギナーもアオリイカをゲット!!
「小浜新港の福丸」と言えば、知る人ぞ知る、若狭での船エギングのパイオニア的存在。
まだティップラン用のアイテムがない時代に、糸オモリを巻いたノーマルタイプのエギで、船からエギングを楽しませてくれ、毎年秋はエギングファンで賑わっていました。
その福丸が、今秋からデイエギングを再開しました。試し釣りを兼ねた初出船に乗船したのは、以前の経験からではハシリの時期でしたが、ポイント探索や状況を見るために少人数での出船となりました。
港を出ると、まずは湾口を抜けて、名勝地、蘇洞門方面の磯場へ。
ポイントにはプレジャーボートが多数いましたが、スペースを見付けて開始の合図が出ました。「船下で18~20m。磯から寄せてくるイメージで狙って」と船長のアナウンス。
皆が片舷に並んで、一斉にキャスト。磯に向けて投げ、カウントダウンしてからシャクります。
底付近をメインに狙っていると、船中1パイ目はコウイカ。
間を置かずに胴長10cm級のアオリイカも姿を見せました。
ですが、プレジャーボートが多数いて、なかなか思うようにポイントを攻められず、大きくポイント移動となりました。
今度は小浜湾口の磯場をティップランで狙います。
すると、小型が連発した後、ハシリにしては、ひと際目立つサイズが上がりました。これは胴長15cm級のアオリイカ。
盛期には、これ以上のサイズが連発するから楽しみなところです。
スレてアタリが遠退けば、またポイントをかえます。
この後、大飯原電沖を流して、小型のアオリイカはもちろん、ゲストのアコウも数尾追加。
アオリイカもアコウも、ほとんどが底から巻きジャクリ1、2セットのタナでアタってきました。
ラストはナイトエギングで有名なタカテグリ。
こちらは40mラインから12mラインと幅広く探って、20mより浅いポイントでポツポツ追加。
新子ながら水面までの追尾もあり、初心者にも人生初のアオリイカが釣れるなど、その気配は十分でした。
福丸では今後、半夜のマイカ五目便と、週末を中心に午前便のデイエギングでアオリイカ狙いに出船。シーズンが進めば、良型アオリイカの好釣果も望めそうです。