【システマチックにタナを把握!】濃い反応のあるタナを見極め予選突破

寄稿:金森 聡

金森 聡(かなもり あきら) プロフィール

春夏秋冬、大阪湾のテンヤタチウオのことばかり考えている根っからのタチウオマニア。2020大阪湾タチウオKINGバトル準優勝、2021、2022年ファイナリスト。ダイワ船最前線ブロガーとして活躍中

皆さん、こんにちは。今回、集中リレー連載で初めて執筆させていただきます、ダイワ船最前線ブロガーの金森聡です。

予選の模様と攻略法を紹介

第1回目は、先日9月13日に湊丸で行われた、」タチウオKINGバトルの予選を通過させていただいた模様と、その時の攻略法を紹介しようと思います。

現在の大阪湾のタチウオの状況は、相当数のタチウオの群れが入ってきており、連日100尾オーバーが連発という、凄いことになっています!

実際、タチウオKINGバトルの予選も、最低でも100尾以上釣れないと、通過は厳しいという状況が続いていました。

濃い反応のあるタナをどう見極めるか

この日のポイントは、通称アカマツ。水深は70~80m。タチウオのタナは1つではなく、最低でも2層から3層あると予想。

いかに上のアタリダナを見付けて、リズムよく手返し重視で釣り続け、ミスを減らしていけるかが、勝負のカギとなります。

タチウオは高活性のため、エサは持ちのよい硬めに締めたサンマの切り身。テンヤのカラーは、グロー系の一択。その中でも、今の状況に絶大に効果のあるカラーが「ブルーグロー」です。グリーン系のグローでアタリが弱くなった時にブルーグローを使うと、アタリが強くなる、ということがよくありました。

この日の主要テンヤは、「船タチウオテンヤSS AH」のフルグローブルーゼブラ。

このカラーは、フルグローにブルーグローのゼブラになっており、高活性タチウオに対して、1日中使用できるカラーです。

システマチックにタナを把握

仕かけを落とす際も、「コンッ」とタチウオからのバイトがあり、それがタナのヒントになるので、集中して仕かけを落とします。やはり、想定していたタナの50m前後より上の、40m前後でタチウオがアタってきました。

1尾ずつ丁寧に取り込み、素早く仕かけを落としていきますが、同じカウンター数まで仕かけを落とさず。投入毎に40m→38m→…と、少しずつタナを上げていき、アタるタナが上の水深のどこまであるのかを、把握していきます。

そして、反応が悪くなってくると、粘らずに一旦下の60m付近まで落とします。

やはり、そこにも濃い反応があり、同じようにタナを把握していきます。その間にフォール中にアタリがでれば、また上のタナへと移行するといった感じです。20~30m付近でアタリがあっても、掛けられないなら、下の高活性のアタリを取りにいった方が、結果的に数が伸びると考えます。

そのように同じタナに執着せず、1日通して濃い反応のあるタナを見極めて、ミスをなくしていくことが、予選通過の近道だと思います。

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