人気の「トンジギ」が和歌山・串本沖で開幕。
そこで、サンテレビ「ビッグフィッシング」と共に、串本大島のフィッシング隼に乗船して、近海の大物釣りを楽しんできた。
1月18日、5時半に出船した船は、東へと船を走らせた。ポイントへ到着すると、船長の合図でスタートフィッシング。
何度かフィッシング隼へ取材に行ったことがある筆者だが、ここへ来ると何かしらのドラマが起こる。
この日はベイトの反応が少なかったが、その不安を振り払うように、ヒットの声。船内が活気付き、伊藤氏が強烈な引きを楽しみながら上げたのは、10kg前後ビンナガ。
さらに村田氏にヒットしたのは、先ほどよりも大きい中トンクラスのビンナガ。
俄然やる気が出たが、そこからアタリが止まった。しばらく静かな時間が流れていたが、口火を切ったのは、竿を出していた記者。と言っても、魚がヒットしたのではなく、何度も魚がチェイスしてくるもののヒットに持ち込めない。同船者からも「何しているんですか~」の一言。
そのままアタリがなくなったと思った瞬間、ミヨシの伊藤氏が「キタ!」と声を上げる。しかし、引き方がビンナガではない。前方を見ると、バシャンと魚が大きく跳ねている、カジキだ!
「あかん、ラインがなくなる」と、あまりの強烈な引きにラインがどんどん出ていく。
すぐに船長が船を走らせてカジキを追いかける。船長と伊藤氏の見事な連携プレイで、グングンとカジキとの差は縮まり、見事に船へと上がった。
その魚を見て、伊藤氏は大きくひと言「ビィ~ッグフィッシング!」。まさにビッグフィッシングな1日となった。
夢のような時間は、あっという間で気付けば納竿の時間。まだまだ釣り足りなそうな釣り人たち、全員がまた来ようと言わんばかりの顔をしていた。
トンジギは例年なら4月末から5月頃までがシーズン。デビューするなら、今がチャンスだ。
串本町には、釣れた魚を捌いてくれる「SABAKI」と言う、魚捌き専門店がある。
ここでは、魚の下処理から柵取り、さらには真空パック処理も行ってくれるため、家で捌く手間が省け、新鮮な状態で魚を持ち帰ることができる。
魚が釣れたら「SABAKI」へ行こう!