終わりよければ全てよし!!【今年の竿納めは土産が超高確率の船タチウオがイチオシ】

今年もあと半月ほど。年の瀬が迫ってきましたね。

この時期になって考えるのは、釣り人なら「竿納め」の釣行ではないでしょうか。

編集部でも、先日そんな話題が上がりました。

「今年の竿納めはどこに行く?」

釣果を見込める釣り、それが船テンヤタチウオ

ということで、今回は「竿納めにオススメの釣り」を紹介します。

筆者がオススメするのは、ド定番ですが「船のテンヤタチウオ」。

大阪湾や東京湾でも好釣果が続いているターゲットです。

この釣りをオススメする最大の理由は、よほどでない限り「ハズレがない!!」ということ。

海況が最悪レベルや船酔いで釣りにならず、という状況ではない限り、数の多い少ないはあれ、この時期なら「船のテンヤタチウオ釣りが初めて」と言う人でも、まず釣れます。

昔から「終わりよければ全てよし!!」とよく言いますが、今年1年を締めくくる最後の釣行は、“やっぱり釣って終わりたい”、そんな思いを込めた選択です。

船テンヤタチウオの魅力

筆者のここ数年の竿納めも「船タチウオ」です。

「釣れる」という魅力もありますが、この釣りに詰まった要素全てが楽しいんです。そんな楽しい釣りをして1年を締めくくりたい。

中でも、そのアタリが堪りません。

テンションが急に抜けて竿先が突き上げられる食い上げアタリ。

このアタリがでた瞬間、もう堪りません!!

穂先にでるアタリは、食い込んで引き込むことが多いのがですが、タチウオはそれ以外にも独特のアタリを見せてくれます。

しかも、このアタリ、掛けやすいんです!!

テンヤの下からタチウオが食い上げているので、糸フケを取って少し竿を立てるだけ、あるいはリールを早く巻いて掛ける巻掛でも超高確率で掛かります。

このアタリがでれば「ヨシ!! いただきっ」と思える超アツいアタリです。

 

その反面、釣り人泣かせの渋いアタリもあります。

穂先をほんの少しだけモタレさせるような微細なアタリ。居食いをしているのか、アワセどころが分かりにくいですが、そんな時は「感度のよい竿なら、穂先をほんの少し下げてみろ」と、ある船長から教わりました。

それを下げると、ほんの少し穂先が戻る。テンヤの下にいたタチウオに当たってほんの少しだけ竿先が戻ったんです。

ここで合わせると、ギュン!!

掛かりやすいアタリから、判別が難しいアタリまで、その時その時によって千差万別。何度アタリを見ても飽きません。

これもハマる所以ですね。

 

そして、引きも楽しめます。

タチウオは例年の傾向なら、これからの時期は幅指2本前後の超小型は少なくなり、ヒットすれば強い引き込みが味わえます。

1mを超えるような良型や大型になると、その引きはより強烈。

ドラグをキツく締めた状態なら、思わず竿で付いていくような体勢を余儀なくされることもあります。

 

また、今期大阪湾や各地で猛威を振るったサバフグも水温の低下とともに、その被害はやや落ち着いてきているとのこと。

テンヤやラインをロストして釣りにならない、ということも解消していきそうな気配です。

抜き上げは必ずハリスを持って危険回避

あと、大抵の人はそうされていますが、タチウオは抜き上げる時、必ずハリスを掴んで取り込みましょう。

時おり、竿で抜き上げる釣り人を見かけますが、タチウオは水面バラシも多い魚。

万が一、テンヤがタチウオから外れると、そのテンヤが自分や周囲に勢いよく飛んできます。そうなると、危険なことは容易に想像が付きますよね。

楽しいハズの釣行が、ケガなどをしてはそれが一気に暗転。そうならないためにも、取り込みは必ず手でハリスを掴んで抜き上げてくださいね。

 

2021年を締めくくる竿納めの釣行、人それぞれ考え方はありますが、筆者のような「終わりよければ~」と考える、釣果の安定性を求めた釣りなら、この船テンヤタチウオは激オシです。

大阪湾、東京湾をはじめ、各地で盛り上がりを見せるこの釣り、今年のラストの釣りにぜひ!!

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