大阪湾から人気が広がり、今や全国の様々なで楽しまれるようになったテンヤタチウオ！
その中でも現在、遠州灘エリアに注目が集まっているのをご存じですか？
というのも、とにかく多いんです。何がって大型のタチウオの数が。
今回は、そんな遠州灘のタチウオを攻略すべく立ち上がったのが、シマノインストラクター富所 潤さんと、フィールドテスター吉田 昇平さん！
2人は遠州灘でどのような釣りを見せたのか!? その様子は、先日アップされた動画でも確認できるのでご覧ください！
遠州灘の特徴
遠州灘は、愛知・伊良湖岬から静岡・御前崎までの海域。
その中でも今回のポイントとなった天龍沖は、水深100～150mで大きな地形変化は少なくフラットではあるものの、潮流が速いことが大きな特徴。
タチウオのポイントには船団ができるほどで、テンビン、ジグ、テンヤと3つの釣法で狙われていますが、文頭で先述した通りテンヤで釣れるタチウオのアベレージが指幅4本級～と、良型なことが多いんです。
この日2人が使ったテンヤは、潮の速さに対応するために「サーベルマスター 船テンヤ」の60号。この日は私用しませんでしたが、60号を使っても流され過ぎる場合はナツメオモリ10～20号を足して使うこともあるそうです。
エサはイワシをメインに巻いていましたが、富所さんは1発大物を狙うために大き目のイワシを、吉田さんは大阪湾で使われている中～小型のイワシを使用。
1投目から大型タチウオをGET
浜名湖の釣華丸から出船し、ポイントに到着。
水深は100mほどで、探見丸に映るタチウオの反応は80～60mのライン。富所さんが1投目、68mでアタリを出して指幅4本半の良型をゲット！
その最中で吉田さんにもヒットし、同サイズをゲット。思わず吉田さんは「アベレージがデカすぎる！ どうなってるんですか!?」と大盛り上がり。
その後、富所さんのホームである東京湾でのドラゴン捕獲法「バイブレーション釣法」と、吉田さんのホームである大阪湾で磨いた「入れ替え釣法」を遠州灘でも実践。
すると、富所さんが指幅5.5本、全長120cm以上のドラゴンをはじめ良型を釣り続け、吉田さんはシッポが切れていたものの、指幅7本の推定“神龍”を釣り上げることに成功！
そこからもアタリを出し続け、大満足の釣果を達成。
2人のドラゴン捕獲法については、前回紹介しているのでチェックしてください！
新ロッドが遠州灘で活躍
今回の実釣で2人が使っていたロッドは、2023年新発売となる「サーベルマスターリミテッド」。
リミテッドにしか使用の許されていない高弾性カーボンが使用されているので、ブランクスの細身化と、強さを獲得。
富所さんと吉田さん曰く、このブランクスが遠州灘のテンヤタチウオと非常に相性がイイといいます。
というのも、細身で強さのあるブランクスが、重めのテンヤを扱った時でも軽く操作ができて快適なんだとか。
1日を通して、ほとんどの時間をバイブレーション釣法していた富所さんが言うので間違いないでしょう！
また吉田さんも、ホームである大阪湾ではテンヤの号数は40号がキホン。そのため、60号というテンヤの重さに少々不安を感じていたようですが、違和感なく細やかな操作が行えたと言います。
ブランクスに加え、新搭載された「Xシートテクニカルガングリップ」も、疲れにくさと操作性を高めており、特に、指を掛けられるトリガー部分によって、指先を添えることにより操作性が飛躍的に向上したのが大きいようです。
そして、このグリップが活きるところがもう1点。
それは、“大型の個体の引きをラクに耐えることができること”。
遠州灘のアベレージを連続で上げてくるとなれば、このグリップのトリガーがあるのと、ナイないのとでは使用感に大きな差が出るそうです。
つまり「サーベルマスター リミテッド」は、アベレージのデカい遠州灘にマッチしたロッドということではないでしょうか！
アツい遠州灘を攻略してみては
取材の終了後、当日乗船した釣花丸の船長さん曰く「今日はテクニカルな日だった」と。
あんなに良型が釣れたのに!? と思いましたが、そういえば周りの船団では、ジグやテンビンではアタリは出ていたものの型は出ず、そんなに良型が釣れていなかったような……。
つまり、記者が何が言いたいかと言うと「遠州灘ではテンヤタチウオをしないともったいない！」。
ぜひ、皆さんも遠州灘テンヤタチウオを楽しんでみてはいかがでしょうか。
