サーベルマスターリミテッドの選び方【富所潤の状況別セレクト術】

当サイトでも度々紹介していますが、シマノから2023年、新たに登場したテンヤタチウオの最高峰モデル「サーベルマスターリミテッド」。

詳細は当記事の最後にあるリンクからご確認頂くとして、今回はラインアップされている「91HH170」と「82MH180」の2機種の使い分けを解説している、コチラの動画を紹介。

 

シマノインストラクター富所潤さんが、状況に合わせた両機種の使い分けの方法について徹底的に解説しているので、どちらの機種を選べばよいのかの指標にもなる内容になっています。

富所 潤(Jun Tomidokoro) プロフィール

幼少期から投げ釣りなどにのめり込む。現在はアオリイカ、タチウオなどを含めたライトタックルゲームに没頭。整形外科医という一面をもつためイカ先生の愛称で親しまれている。シマノインストラクター

91HH170について

91HH170」は極々先調子の硬いブランクスを有したモデル。その硬さは、テンヤをぶら下げても穂先がほとんど曲がらないほど。

アタリを取るための穂先がここまで硬くて大丈夫なのか? と、疑問に思いますが、富所さん曰く「硬くするだけの理由がある」とのこと。

それは“少ない入力で、テンヤをしっかりと動かすことに特化するため”。そうすることで、自分が何をやっているのかが分かりやすくなる。

穂先の先の先まで硬く作ることで、誰でもテンヤを動かしている感覚を掴むことができるようになっています。

テンヤを動かく……というトコロに焦点を当てると、7:3調子の軟らかいロッドでは入力した力が竿に吸収されてしまい、テンヤに動きが出せません。

富所さん曰く、91HH170は「“テンヤを動かす”ということに関して言うと、これ以上の竿はないぐらい、それほどの張りを持ったロッド」に仕上がっているようです。

「テンヤを動かす」ということのメリット

テンヤを動かせることで、得られるメリットは大きく3つ。

①即掛け釣法、バイブレーション釣法といったアグレッシブな誘いが得意

②テンヤの動き方によって伝わる感覚で、潮のヨレなど水中の状況を把握することができる

③小型タチウオのアタリをあえて弾き、大型のタチウオの捕食本能をスイッチを入れられる

82MH180について

82MH180。まさに王道のスペックですが、その王道を突き詰めた究極のスタンダード「サーベルマスター リミテッド82MH180」。

富所さん曰く、変な味付けを一切していない癖のないブランクスは、誘いを掛けてもテンヤが動き収束も早くブレない。また、ストップ&ゴー、ジャーク&ステイ、電動リールの微速巻きなど、様々な釣りに対応ができるロッドに仕上がっていると言います。

そんな汎用性を実現しているのは、サーベルマスターリミテッドに使用されている特殊高弾性カーボンを使用しているため。シャキッとした張りがあるので、アングラーが入力した動きが、遅延せずロッド全体が追従してくれる、つまり高次元の操作性を持っている8:2調子モデルとなっています。

多彩なアクションでタチウオの反応を探ることができる

82MH180は、強めのジャーク&ステイや微速巻きなど、アクションの使い分けが得意なモデル。

究極のスタンダードゆえ、よほど水深が深い、もしくは潮流が速いということがなければ、全国タチウオが居るエリアで使用できます。

動画で完全解説

 

文章では伝わり切らない、さらに詳細な解説や、ロッドの曲がりや入力に対しての反応などは、ぜひ動画をご覧ください。

特に、サーベルマスターリミテッドのモデル選びに迷っている方は指標にしてみてはいかがでしょうか。

シマノ公式「サーベルマスターリミテッド」詳細ページはこちら

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シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。

 

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