【大阪湾のタチウオ釣り最強】”優勝者”今永航汰氏のタックル、テンヤ選び、ヒットパターンを紹介【大阪湾タチウオキングバトル 10th アニバーサリー チャンピオンシップ】

関西最大級の釣り大会、「大阪湾タチウオキングバトル」も今年で10年目を迎えた。

今回は大会10年目を記念して、過去9大会の優勝、2、3位の入賞者で大阪湾のテンヤタチウオ釣り最強を決めるため「大阪湾タチウオキングバトル 10th アニバーサリー チャンピオンシップ」を開催。

精鋭揃いに相応しいハイレベルな戦いが繰り広げられた中、優勝したのは、今永航汰氏。

今永航汰氏

 

今永氏は、後半の潮が動きだしたタイミングで一気に数を伸ばし、2位と1尾差を付けて記念すべき大会の覇者となった。

今回は、優勝した今永氏のタックルやテンヤ、そして当日のヒットパターンをお届けしたい。

今永航汰氏(真中)、中山武嘉氏(右)、菊池雄一氏(左)

今永氏のタックル&仕かけ

今永氏が当日使用していたのは、ロッドが「サーベルマスターXTUNE 91 160(シマノ)」に、リールは、「フォースマスター400(シマノ)」。サブタックルも同様の物を使用していた。サーベルマスターXTUNE は、シマノが誇るタチウオ専用ロッドのフラッグシップモデルだ。

フォースマスター400(シマノ)

サーベルマスターXTUNE 91 160(シマノ)

テンヤはグローを中心に使用

今永氏は、テンヤは全てオーナーばりの「掛獲船太刀魚テンヤ」を使用している。

カラーチョイスだが、基本は、グローを使用し、活性が低い時にはグローが入っていないイワシを使い、その次はパープルゼブラグロー、グローと活性に合わせてローテーションしていた。かなり活性が高い時には、Wゼブラグローで入れアタリ状態だった。

エサの使い方

今永氏は、序盤の渋い時間帯はイワシを使用していた。

後半に入り、活性が高くなったタイミングでは、エサ持ちがよい、サンマの切り身にエサをチェンジした。

例年、シーズン序盤は、イワシを使うことが多い今永氏。この日もエサの組み立て方としては、イワシをメインに使用していた。

しかし、活性が高くなり、サンマなどでも食うようであれば、エサの付け替えの手間を省くためにも、できるだけエサ持ちのよいエサを使用した方がよいため、サンマに切り替えていた。

全体的には、イワシよりもサンマを使用している人が多かったように感じた。

当日のヒットパターン

この日は、積極的な誘いよりも、激しいアクションを押さえた誘いがよかったように感じる。

当日はかなり上潮が速く、仕かけを下ろすと、ラインが斜めに出るような状況。今永氏はタナまで仕かけを下ろし、そこからカーブフォール。そのカーブフォール中にアタリがでれば即掛けし、数を伸ばした。

優勝の今永氏、2位の中山氏ともに即掛けで、アタリがあればどんどん掛けていく戦法だった。

2位の中山武嘉氏

当日の水深と当たりのタナ

当日、上丸の村上船長がチョイスしたポイントは、淡路島と友ケ島の間にある、洲本沖。ポイントの水深は100~130m前後のかけ上がりが多かった。このポイントは海底がすり鉢のような形になっており、水深の変化が多い。また、根掛かりもあるポイントなので、底を攻める時には注意が必要だ。

アタリは70~90mが多かった。特に、85m付近が多かったように感じる。優勝した今永氏も、後半はこのタナをカーブフォールさせることでアタリを続出させていた。

 

9月に入り、「大阪湾タチウオキングバトル」の予選がすでに始まっている。

11月にはセミファイナル、そして12月はファイナルの予定だ。今年もハイレベルな戦いが予想される中、10年目の大会覇者となるのは、一体誰だろうか。

今から筆者もワクワクが止まらない。

 

■協力:上丸

「大阪湾タチウオキングバトル」の公式サイトはこちら

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