数年ぶりの大寒波に見舞われた日本各地。北寄りの季節風が吹き荒れて、雪が降ったりと、出船がままならない状態の日本海側でしたが、合い間に出船できた船は、好釣果に恵まれています。

船中ボーズなしの日もあり好調！　メダイ五目釣り

福井県大島沖で、この冬オススメの釣りのひとつ、メダイ＆五目を合わせて狙う「メダイ五目便」が好調です。

若狭大島の庄栄丸では、秋から冬の間はメダイをメインに狙う大物釣りに出船中。比較的凪の日が多い秋シーズンは、沖のポイントの浦島グリでジャンボなメダイを狙いますが、シケが多い冬場は、近場の大島沖が主戦場。

ここでは、メーターに迫るような超大型は稀ですが、50～70cmのメダイが釣れています。

シケの合い間になった1月31日は、5人で出船。

シケ続きでメダイも空腹だったのか、この日も本命の活性は高く、竿頭は6尾が2人。そして5尾も2人、少ない人でも2尾と船中24尾で全員ボーズなしの好釣果。

サイズは特大こそありませんが、でっぷりと肥えたメタボな個体もまじっています。

また、沖の深場の浦島グリと違って、大島沖はほかの魚種も多彩。

この日も、イサギにチダイ、マダイにガシラなど美味な魚がゲストで上がり、メダイをメインとした五目釣りが楽しめています。

その前の出船は、およそ10日ほど前の1月22日でしたが、この日もメダイは船中1～4尾と本命が全員ボーズなしと好調。

「2度あることは3度ある」ではないですが、次の凪日の出船にも期待が高まりますね。

メダイの仕かけは天ビンを使用したズボ釣り。

庄栄丸では、オモリ150号にハリス7～8号を3mほど取った仕かけで、エサはオキアミをメインに、エサ取りが多い時にはイカやサンマの切り身も使用しています。

メダイの魅力は、何と言っても水面まで強烈に引き込むやり取りと、見た目からは想像できないほどのその味。遠方から通う釣り人が多いのも納得の美味魚です。

この本命メダイが、よい日にはボーズなし。

しかも、マダイやイサギ、根魚なども合わせて釣れるので、引きを楽しみたい人、釣った後の食を味わいたい人、どっちも望む人と、いろんなニーズを満たしてくれます。

まだしばらくは出船日が限られそうですが、魅力満載の「メダイ五目便」、この冬にイチオシですよ!!