いつものパターンがハマらなかった時に! 活性、誘いを分析して食わせるタイミングを想定し、アタリを先読みする

寄稿:和田勝也

和田勝也(Wada Katsuya) プロフィール

ジギングやマダコ釣りをはじめ、瀬戸内の釣りに精通する、現在の明石タコエギブームの火付け役的存在。マルキユー・フィールドスタッフ、墨族オクトパッシングスタッフ、アルファタックルフィールドスタッフ、アシスト工房代表

ホームグラウンドになっている神戸沖でのタチウオテンヤの釣りですが、時間帯や日によって、アタリの集中するレンジは変化します。

また、アタリがでてからの追いも、短い日もあれば、高活性で長く追う日もあり、それぞれのパターンに合わせて釣り方を合わせていく必要があります。

パターンを試して、組み立てていく

まずは朝イチ、どの辺りでアタリが多発するのかを、船長のアナウンスや、同船者の反応から探り、アタリの多いレンジを見付けます。

そこを自身の好きなパターンで攻めてみるのですが、私なら即アワセせずに、そのまま巻き続け、大きめのアタリがでた時に巻き合わせをするなど、釣りを組み立てていきます。

そのパターンがハマるほど、タチウオの追いが長い場合には、その調子で進めるのですが、コツンというアタリが単発ででるだけで、ほとんど追わないといった低活性の場合も。

その場合、単発のアタリを合わせていく必要があります。

アタリを先読みして、タイミングを作る

ただし、ただ単純に巻いていて、コツンとアタった瞬間に合わせるのは、至難の業。逆に、アワセ遅れて、エサだけロストする可能性が高いです。

ですので、どういった誘いで最初のアタリがでるかを先読みして、タイミングを作っていく必要があります。

私の場合、着底からの巻き始めに、3回から5回ワンピッチで手巻きでシャクり、そこからの電動での定速巻きに移る瞬間に、アタリがでると想定。

ここで合わせのタイミングを作り、アタリがでなければ、この動作を繰り返します。

ある程度、動きがある状態から合わせた方が、リズムよく合わせられると思いますので、「合わせが遅れがち」だと言う方は、1度動きを意識して、合わせるタイミングを作ってみてください。

単発のアタリを合わせていきながら、ある程度活性が上がってくれば、追わせて巻き合わせの釣りをしていったり、また、その逆もあると思います。

ご自身の得意な釣り方にハマらない場合は、ぜひお試しいただければと思います。

神戸沖に関して、懸念されていたサバフグも、今のところ大きな被害は出ておりません。10月中旬現在、昨年のように、ラインカッターに怯えながらの釣りという感じにはなっていません。

それでも、サバフグのみならず、サワラやタチウオの食い上げでの高切れ、オマツリなどのトラブルも起こりえますので、予備のテンヤやサブタックルなども、しっかり用意したいですね。

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