東京湾と並ぶ有力エリア「常磐」! 関東で話題の新エリアをダイワフィールドスタッフが紹介

寄稿:高槻慧

高槻 慧(たかつき さとし) プロフィール

小学生でバスフィッシングを始め、今では沖釣りにハマり、タチウオ、マルイカ、カワハギなど、東京湾を中心としたテクニカル系の釣り物を得意とするダイワフィールドスタッフ。「釣りは魚を釣ることじゃない、魚釣りを楽しむことだ」をモットーに釣りの楽しさを伝える若き名手。東京湾でのテンヤタチウオ釣りをけん引する名手の一人で、「ノンストップ・バイブレーション釣法」の開発者。2020大阪湾タチウオKINGバトルのセミファイナリスト・同2021のファイナリスト

関東で東京湾と並んで今、アツい新エリアと言えば、常磐エリア。タチウオ前線の北上に伴い、3年前から新しいエリアとして確立されました。

毎年冬になると、ジギングで100尾超えも珍しくなく、どこの船宿も連日満船。ここ最近では、テンヤで楽しむ方も増えています。

神出鬼没の幽霊魚

常磐と言っても、鹿島〜大洗〜日立〜北茨城とエリアは広大で、日がわりで北へ南へ、浅場へ深場へ、大移動。

湾と違って一定のポイントに留まらず、毎日どこに現れるか分からない、まさに「幽霊魚」状態なんです。

しかし、外海で鍛えられたマッチョなタチウオの引きは、全国屈指!

浅場でもメーターオーバーが喰ってくる

さらに、浅場に入ってくると、水深は30m前後。

この浅さで、平均サイズ1mオーバーのマッチョなタチウオが、強烈にファイトしてきます! よい時は、連日高活性が続くんですから、楽しくない訳がないですよね!

私も昨年、バクバクを楽しみ、今年もすでに3回遊びに行っています。

大阪湾スタイルが通じる

そして、オススメする最大の理由は、「大阪湾スタイルが、そのまま通じる」こと!

釣り方も、道具も、エサも、ほとんど大阪湾と同じで問題ありません。

大阪湾で例えると、浅場は高活性時のアカマツや神戸沖、深場は冬の洲本沖のイメージになります。

注意したいのは、ジギングとの混合で、深場は80m前後に行くので、糸の立ち方が揃うように、テンヤは40号と50号を使い分けられるとよいです。

発展途上のエリアゆえ、工夫や攻略する楽しみもたくさんあるので、タチウオフリークならハマること間違いなし!

例年、春先まで船が出ているので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。

常磐エリアへチャレンジする方へ ワンポイントアドバイス

群れが固まる場所が定まらない、広大なエリア。そして、漁船と遊漁船が多く混在するため、日によってはポイントや釣果が大きくかわるのも、常磐エリアの特徴の1つ。

昨年は浅場の30m前後で連日絶好調だった常磐エリアですが、今年はまだ安定していません。浅場でバリバリの日と、深場を探索する日の、日がわり状態が続いています。

それゆえ、よい日に当たればラッキー、難しい日なら頑張って攻略してみようという気持ちで、チャレンジしてください!

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